Apache Jena 2.7.4 導入。Jena 3はバイナリ互換なし。
研究室のWindows環境にJenaを導入しようとしたら割と不親切な目に遭ったので書き留めておく。
同時にMBAのBootcampにも導入しておいた。特別変わったことは無いが、自由に使える自分のPCであるので、説明にはMBAを用いた。
Eclipseは導入していることを前提に、Jenaの導入のみを書く。
気が向いたらEclipseについても書いてもいいが、ただダウンロードするだけなので。
Jenaインストール方法 (Windows) ~ Catalina Notes
最初にこの辺りを見ながらやるといいと思う。
2015年12月1日現在、Apache Jenaの最新バージョンは3.0.0である。
しかし、Jena 3はJena 2とバイナリ互換はなく、自分が調べた段階で各サイトに載っていた手順で導入するとうまくいかなかった。
そのため、このページではApache Jena 2.7.4を用いて進める。
Jena 3を使う必要がある方は再検索願う。
環境
研究室
Windows7 Professional 64bit
Eclipse4.3 Kepler Pleiades All in One Ultimate 64bit Full Edition
Apache Jena 2.7.4
MBA Bootcamp
Windows10 Pro 64bit
Eclipse4.3 Kepler Pleiades All in One Ultimate 64bit Full Edition
Apache Jena 2.7.4
ダウンロード
Apache JenaプロジェクトのWebサイトよりJenaをダウンロードする。
Apache Jena - Apache Jena Releases
で、このページ、Jena 3 のリンクしか見当たらない。
困った。
一番最後である。
Previous releasesの項に、旧バージョンのアーカイブのリンクがある。
ディレクトリツリーのページに飛べるので、binariesディレクトリをクリック。
どうやら、この中から好きなファイルをダウンロードしろ、ということらしい。
今回は2.7.4を選ぶ。
ダウンロードしてわかりやすいところに解凍する。
自分は C:\apache-jena-2.7.4\ とした。
システム環境変数の設定
さっそくEclipseへ、と行きたいところだが、忘れないうちにシステム環境変数を設定しておこう。
「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」、ないし、Win+Pause、またはそれに相当する画面から、「システムの詳細設定」→「環境変数」より、システム環境変数に以下の2つを新規で追加する。
変数名:ARQROOT
変数値:インストールディレクトリのPath
変数名:JENAROOT
変数値:インストールディレクトリのPath
「システム画面」
「システムの詳細設定画面」
「環境変数画面」
システム環境変数を新規で作成する。ユーザー環境変数でも問題はないが、複数ユーザーで使う場合はシステム環境変数を。
「新規システム環境変数設定画面」
変数名 JENAROOT も同様。
変数値は手打ちするよりコピペした方がミスが減るので一応。
Eclipseへの導入は以下サイトとほぼ同様である。
細かな違いや注意点があるが、日を改めることにする。
EclipseでJenaを使う ~ Catalina Notes
Complete beginner's guide to starting a Jena project in Eclipse
あ、Jenaをジェナと読むとのちのち恥ずかしい思いをすることになる気がするので気を付けてね。