熱暴走のきろく。

自分の興味があることに関して書いていきます。主にPC関連、特にソニー。

Apple Super Driveについて

こんばんは。

昨年春にMacBook Airを購入した際一緒にSuper Driveも注文したのですが、こやついろいろ特殊すぎて今思えば必ずしも、純正である必要はなかったように思えてきています。

 

特殊な仕様

さて、なにがどう特殊なのかと言いますと、

  1. バスパワー接続のUSB外付けDVDスーパーマルチドライブなのにケーブルがUSB2.0(Y字ではない)
  2. ケーブルが短い上、脱着不可
  3. イジェクトボタンがない

といった感じです。加えてApple純正ですから、お高い(笑)

イジェクトボタンがない点は、OS X側からイジェクトコマンドを発行することで取り出せる仕組みで、シンプルなデザインを守っています。

ただ、脱着不可で短いケーブルというのはなかなか問題で、仮に側面から生えていればまだよかったのですが、背面から伸びているためディスクスロットを前面に持ってきた状態でMacと接続しようとするとなかなか難しい。iMacなどデスクトップタイプのMacと接続する場合は問題なさそうですが。

しかしすべてがすべて欠点というわけではなく、特にUSB2.0ケーブル1本なのにバスパワー駆動するという点では、Super DriveがMacと接続したと認識した場合のみMac側のUSB端子から5V 1100mAhの電力供給を受けられる特殊仕様になっているのだとか。Y字ケーブルやAC電源が別途必要なタイプよりは取り回しも楽で、外出先でも気軽に使えて便利ですね。

 

まあ、この特殊仕様がなかなか曲者でありまして…

 

Super DriveがMacと接続している、と認識しないと十分な電力供給がなされないわけですので、USBハブが使えないらしいのです。

バスパワーはもちろん、セルフパワーでもだめで、ならばUSB3.0のハブでと思いましたが、Super Driveのケーブルが2.0ですので意味がありません。

なるほど、なにかしらの仕組みで接続している先がMacか否かを認識しているらしい。では、延長ケーブルはどうか。

ハブがだめなら延長ケーブル

このままSuper DriveとMacを直接接続すると、外出先ではいいかもしれませんが、自宅にSuper Driveを置いておき帰宅したら接続して使う、という使い方では少々不便です。なんとかしてケーブルを伸ばしたいところ。

USBハブが使えないのならば、単純に延長ケーブルではどうだろうか。

USBデバイスには個々のバスアドレスがホストから割り当てられます。USBデバイスはもちろん、USBハブにも一つバスアドレスが割り当てられます。USBハブを使ってSuper Driveを接続した場合は、Mac-ハブ-Super Driveというように接続していることがわかるようになっているわけですね。

しかし、バスアドレスが割り当てられるのは「USBデバイス」の場合のみ。つまり、単純にケーブルを伸ばすだけの導線でしかない延長ケーブルには割り当てられないはずです。お?これは行けるのでは。

 

結果。行けました。

 

Mac-USB延長ケーブル-Super Drive でしっかりディスクの認識ができました。取り出しも問題なく。30分ぐらい使ってみましたがアヤシイ音や発熱もなく。

 

デザインが気に入って、また、純正の安心感からSuper Driveを買ったはいいものの、ケーブルの長さが足りなくて使わなくなってしまった方。延長ケーブルを使ってみてはいかがでしょうか。