Lubuntu 14.04LTS でマルチディスプレイ
LubuntuをインストールしたデスクトップPCをメインで使うようになったことで、以前のWindowsノートPC+ディスプレイの似非デュアルディスプレイ環境から、シングルディスプレイ環境に減ってしまっていたので、自宅の和室に眠っていた父のFMV(故障してもう起動できない)からCRTディスプレイを拝借してきました。
ところが、Lubuntuに標準で用意されているモニタ設定では、ミラーリングしかできません。そこで、なんとかする手順を示しておきます。
ARandRをインストール
CUIでいろいろやる方法が各ホームページ・ブログにはたくさん載っていたのですが、GUI周りのことはGUIでやりたいという気がしたので、GUIでがんばります。難易度的にはそんなに変わらないかと。
Lubuntuソフトウェアセンターから「ARandR」をインストールします。
Windowsのディスプレイ設定のように、好きな場所に好きな解像度で配置することができるので便利です。今回は以下のように設定しました。DVI-I-1となっているのがCRTディスプレイです。
納得の行く配置にできたら、チェックマークのアイコンをクリックして適用します。どうでしょうか、思ったようになりましたか。
設定としてはこれだけです。
自動起動設定
デュアルディスプレイの環境はこれで完成しましたが、この設定は今のセッション中のみ適用され、ログインしなおすと消えてしまいます。
ログイン時にこの設定を自動で適用するようにします。
まず、シェルスクリプトとして保存します。チェックマークのアイコンの並びの一番右のやつです。
今回は /home/lagrange/.screenlayout/dualscreen01.sh としました。
適当な場所に適当な名前で保存したら、以下のファイルを開きます。
~/.config/lxsession/Lubuntu/autostart
自動起動の設定をするファイルになります。ログイン時に実行されるので、先ほど保存したディスプレイの設定が毎度反映されるようになります。
画像では他にも自動起動する設定がありますが、今回は4つ目の部分だけで大丈夫です。
@/home/lagrange/.screenlayout/dualscreen01.sh
@をつけるとクラッシュした際に再実行してくれるらしいです。
保存したら再ログインしてみましょう。設定が再度反映されるので、見かけ上は変わりないかと思います。
パネルが見切れるときの対策
さて、無事デュアルディスプレイが適用され、どれくらい時間が経ったのかなとか思って時計を見ようとしたら、パネルが見切れていて見えない、なんてことがあるかもしれません。なんとかしましょう。
実際の表示では右上は表示範囲外であるので、パネルの右端に並んでいる時計やデスクトップページャが見えない。
パネルの設定を開き、パネルの幅を変更しましょう。
私の場合は以下のようになりました。
パネルを左寄せにし、幅を1枚目のディスプレイ(HDMI接続の液晶)の横方向の解像度に合わせます。
スクリーンショットで見るとこんな感じ。
パネルが途中で途切れる形になっているので、実際には表示範囲外の部分にはパネルがないことになります。
それでは、快適なLubuntuライフを。