PC→D-sub to RGBコンバータ→USBキャプチャーボード→PCでマルチディスプレイ環境の構築を模索
こんにちは。
今回は実用性より実現性を重視する内容です。
自分のPCデスクの環境としては現在、VAIO S13 P(SVS13A3AJ)をメインで使っておりまして、HDMIでASUSの23.9インチディスプレイ(MX239H)に出力し、USBハブ経由でマウスやキーボードを接続する、なんちゃってデスクトップな感じになっております。
毎日のようにPCを使っている身としては、割と良いスペックのデスクトップPCでマルチディスプレイ環境をしっかり構築したいところですが、なかなかそうもいかない状況が続いています。
妥協策として、出力元のVAIO Sのディスプレイも使ったマルチディスプレイ環境にしているのですが、13インチと23インチではサイズにも差があるうえ、画素密度(ppi)が大きく異なるため、二枚にわたって表示すると、境界でサイズがガタガタになってしまいます。また、しばらくは2画面で凌いできたものの、そろそろ画面の枚数も足りないように感じてきているところです。
素直にもう一枚23インチのディスプレイを購入すればいいのですが、まずはアリモノで何とかしてみたくなるのがギークというもの。
そこで今回は、07年夏モデルのVAIO F(VGN-FE53B/W)に登場していただきます。
VAIO Fについて
このVAIO Fは自分が中学生の時に買ってもらった最初のPCですが、大学生になってからいろいろいじっていたらVistaさんがさよならしてしまったために、CentOSが動作しています。ちなみに、標準1GB(DDR2 512MB×2)のRAMは換装して2GB(DDR2 1GB×2)となっています。
高校生のころは、これにUSBキャプチャーボードを挿し、PS3の画面をニコ生などで配信していたものですが、今となってはPS4が標準対応していたり、PS3がYLODとなっていたりするので、本当に暇なときのお遊び用途(Linuxディストリビューションの入れ替えやら、Minecraftのサーバ構築やら)にしか使われておりませんでした。
このまま、百円ショップのお皿スタンドに立てておくだけでは、上を向いたSDカードスロットやミニジャックから埃が入っていくだけです。なんとかしたいと思いませんか?したいですよね。したいです。
マルチディスプレイ環境への転用
VAIO SのD-sub 15ピン端子に、D-sub to アナログRGBもしくはS端子コンバータ経由でUSBキャプチャーボードに接続し、VAIO Fに入力、VAIO Sの外部ディスプレイとして使おうと考えました。
この、とてつもなく無駄で、非効率的で、馬鹿さ150%の提案は、即刻脳内幹部会議で可決されてしまいました。
ですので、なんとかしてこれを実現しなくてはいけなくなったのです。
問題点
というか、問題点しかありません。
VAIO Sには画面出力端子として、HDMI端子とD-Sub 15ピン端子が搭載されておりますが、HDMI端子はディスプレイに使用しているためD-Sub端子のみ使えます。そのD-Sub出力を、あろうことか、アナログRGBに変換しようというのですから、画質の劣化は言うまでもありません。仮に映し出せても文字が読めるかどうか…
加えて、D-SubからRGBへ変換するコンバータを所有しておりません、いくらするのでしょうか。安いといいな…
そして、これが一番の難関である気がするのですが、USBキャプチャーボードを使用していたのはVistaを使っていたころの話で、Linux上での動作を確認したことがありません。なんだか雲行きが怪しくなってきましたね。
Linuxでキャプボは動くのか
わかりません。サクッとGoogle先生に聞いたところ、ドライバモジュールをインストールすれば行けるかもしれない、とのこと。主にサーバ向けであるCentOSで使えるのかな…
仮に認識しても、入力を画面に出すソフトがあるのかも不安です。余談ですが、CentOSではGoogle Chromeが使えないんですよね。
なかなか骨が折れる所業かもしれません。
また気が向いたら試してみますか。それでは。